2016年の調査研究活動

2016年12月
日本爬虫両棲類学会の発行する爬虫両棲類学会報の第2016巻第2号の特集が「日本における希少有尾類の保全活動」というテーマだったことで、「キタサンショウウオのモニタリング調査の事例」(照井滋晴・佐藤孝則)という表題の報文を寄稿させていただいた。この報文では、釧路湿原域で実施された長期的な産卵状況調査の事例やトラップを用いた非繁殖期における活動状況調査の事例を紹介しています。

2016年11月26、27日
琉球大学(沖縄県)で開催された日本爬虫両棲類学会の第55回大会に参加してきた。前日まで-10℃の釧路と約30℃の違いがある気候に体長を崩しそうな予感しかしませんでしたが、最新の研究成果を勉強して、少しでも北海道での活動の糧にしなければと意気込んで参加してきました。

2016年9月15日
9月15日発売のモーリー44号に「キタサンショウウオ 身近な生き物への理解を」という記事を寄稿させていただきました。記事では、釧路湿原域におけるキタサンショウウオの生息現況に加え、現在抱える問題や課題、普及啓発の必要性などについて書かせていただきました。興味がある方はぜひ書店まで。

2016年8月1日
昨年度阿寒湖で実施された阿寒地域の自然環境などに関する最新の研究成果についてのリレーセミナー(http://www.city.kushiro.lg.jp/event/event1500010.html)(リンク切れ)のダイジェスト版となるハンドブックが発行されました。特定外来生物ウチダザリガニの部分について関わらせていただきました。他の項目についても非常に興味深い内容です。

2016年7月20日
先日取材を受けたニホンザリガニや特定外来生物ウチダザリガニに関するニュースが本日18:00~19:00放送のNHKの道内ニュース番組「ほっとニュース北海道」内で放送されました。外来ザリガニによるニホンザリガニへの影響などについてわかりやすく解説されていました。

2016年3月21~24日
仙台市(宮城県)で開催された日本生態学会の第63回大会で発表をしてきました。テーマは「道路に散布された融雪剤(CaCl2)がキタサンショウウオに与える影響」です。仙台市も冬期に降雪がある地域ということもあり、今回の発表テーマに興味を持っていただける方々が多かったように思います。

2016年1月23日
札幌市円山動物園で開催された北海道爬虫両棲類研究会の第4回大会で発表してきました。テーマは「道路に散布された融雪剤(CaCl2)がキタサンショウウオに与える影響」です。また、北海道爬虫両棲類研究会の発行する研究報告に、1本の報告を寄稿させていただきました。テーマは、「福島県北東部における両棲類と爬虫類」(照井滋晴・徳田龍弘)です。他にも共著となっている報文もあります。研究報告は北海道爬虫両棲類研究会のHP(http://koke-koke.com/)から購入も可能ですので興味のあるかたはぜひ見てみてください。