2017年の調査研究活動

2017年11月25、26日
熊本大学で開催された日本爬虫両棲類学会の第56回大会で発表させていただいてきました。テーマは、「融雪剤がエゾアカガエルの孵化に与える影響」(照井滋晴)です。融雪剤をテーマにした発表は3回目でしたが、多くの意見を聞くことができ大変参考になりました。講演要旨は日本爬虫両棲類学会(http://herpetology.jp/index_j.php)が発行する学会誌で公開される予定です。

 

2017年11月3~5日
帯広畜産大学で開催された野生生物と社会学会の第23回大会で発表させていただいてきました。テーマは、「ピットフォールトラップを用いたニホンザリガニの捕獲手法の検討(予報)」(照井滋晴・斉藤久・山田悠)です。ニホンザリガニを、ピットフォールトラップ(落とし穴)を用いて捕獲するという事例は公式には初めて発表される事例だと思います。多くの方々に発表を聞いてもらい、貴重な意見をいただけました。

 

2017年3月31日
釧路市教育委員会が2017年3月31日に出版した書籍「釧路叢書第37巻 阿寒の大自然誌」に寄稿させていただきました。第12章「阿寒湖におけるウチダザリガニの生息状況と在来種への影響」を執筆しています。阿寒湖周辺域に侵入定着した特定外来生物ウチダザリガニの現状や今後の課題などについてわかりやすくまとめたつもりです。その他の省についても非常に興味深い内容がてんこ盛りの書籍になっていますので、興味のある方はぜひ。

 

2017年3月14~18日
早稲田大学(東京都)で開催された日本生態学会の第64回大会に参加してきました。北海道と比べ非常に暖かく、既に桜が咲いていました。今大会では発表はしなかったのですが、全国各地で行われている最新の研究成果を聞くチャンスなので、たくさん勉強させていただいてきました。北海道での活動にぜひ生かしていきたいです。

 

2017年1月28日
札幌市円山動物園で開催された北海道爬虫両棲類研究会の第5回大会に参加してきました。今回の大会では発表はしませんでしたが、司会進行を務めさせていただきました。今大会では、北海道に侵入した在来爬虫両棲類の話題が非常に多く、北海道の抱える外来生物問題が非常に身近なものなのだと感じました。どのような発表があったのか気になる方は、北海道爬虫両棲類研究会のHP(http://koke-koke.com/)をご覧ください。